股旅/奥田民生 | チャンネル83

股旅/奥田民生

奥田民生
股旅
 
大げさに言うのならば きっとそういうことなんだろう
誇らしげに言うならば きっとそういう感じだろう 
(イージュー★ライダー’97)
  
かなわねえわ、この人には。
最後まで聴き終わった瞬間、そう思った。
 
今回はちょっと前に借りた奥田民生の「股旅」についての話。
 
ご存知、奥田民生。
ユニコーンでの活動を経て、ソロとして活動。
ソロでの活動に加え、パフィーのプロデュースも手がける。
基本的にゆるい、どーしよもなくゆるい。
やる気あるのか分からん人。
最近だと広島市民球場でのライブを元にした映画「カスタムメイド10.30」があったり、
それに主演した木村カエラの「BEAT」を手がけていたいなんかもする。
ちなみに「パフィーの次はカエラでぼろ儲け」とはガキ使のバス釣りに出た際、
ココリコに言われた一言。
 
で、本題。
やっぱりゆるいんだけど、ロックなアルバムだったりする。
それもアメリカンな骨太なロックだったりする。
で、「股旅」なだけあって、旅にでも持って行きたくなるような、
そんなアルバムだったりする。
 
ロックってどうしても怒りとかだったり、やるせなさとかだったり、
そういったものがどこかにエッセンスとして入ってしまうじゃん。
でも、このアルバムは違うのよ。
聴いてくうちに、「いいじゃん、それで」って言われてしまうのよ。
「まあ、色々あるけど、とりあえず風の向くまま気の向くままに行こうぜ」
そう、言われてしまった様に感じちまった訳。
 
 
僕らは自由を 僕らは青春を
気持ちの良い汗を 決して涸れない涙を
幅広い心を くだらないアイデアを
軽く笑えるユーモアを うまくやりぬくかしこさを
眠らない体を 全てほしがる欲望を
大げさに言うのならば きっとそういうことなんだろう
誇らしげに言うならば きっとそういう感じだろう (イージュー★ライダー’97)
 
ラストの「イージュー★ライダー’97」
これ聴いた瞬間、思った。
ああ、この人には勝てねえって。
もう完全敗北。
完膚なきKO。
 
でっかいです、この人、ホント。
 
2/17追記 変換ミスで「民生」を「民雄」と記述したままでした。
申し訳ない!
通りすがりさん、ありがとうございました!