THE WORLD IS MINE/くるり | チャンネル83

THE WORLD IS MINE/くるり

くるり, 岸田繁, 大村達身, 佐藤征史
THE WORLD IS MINE
 
「DO BE DO BE DA DA DO スタンバイしたらみんなミュージックフリークス
1.2.3でバックビート ビッチシフトボーイ全部持っていって 
ラフラフ&ダンスミュージック 僕らいつも笑って汗まみれ どこまでもいける」
(WORLD’S END SUPERNOVA)
 
実はくるりを好きになったのはここ半年くらいの話で、
曲名こそ知っていてもメロディを知らない曲がほとんどだったりする訳。
そのことを知り合いに話したら「くるりのことを全然分かっていない!」とダメ出しを受けちゃってね。
それが原因って訳じゃないけど、
「アンテナ」「NIKKI」でいよいよくるりに興味をもってしまって今回借りたのがコレ。
 
スゴイの一言。何だコレは!?
しょっぱなの「GUILTY」「静かの海」から静かにゆっくりと音の世界へと引きずり込まれた。
透明で波紋のように広がっていく音。
アルバム全体を通じてだけどまるで静かに音の海の底へと潜水していくような感覚だった。
 
「WORLD’S END SUPERNOVA」は特に圧巻。
テクノサウンドとダンスビートに合わせ、
絶望を軽やかに笑いながら何事もなかったかのように吹き飛ばし、
ポップに満ちた最高のアンセム、まさしく名曲だと思う。
僕にはそれが福音にすら感じられる。
「WORLD’S END~」のエンディングからそのまま一つの曲として流れる「BUTTERSAND/PIANORGAN」の繫ぎも見事だ。
 
「GO BACK TO CHINA」「アマデウス」「ARMY」「水中モーター」
「男の子女の子」 「THANK YOU MY GIRL」などもお気に入り。
ホント全体を通じて出来がいいんだよなあ。
 
「THE WORLD IS MINE」
世界はきっと僕らの、少なくとも僕の世界は僕のもの。
誰にも邪魔されることのない、僕だけのもの。
そんな彼らだけの音を彼らは奏でたんじゃないだろうか?
何て思えたアルバム。
いや~、くるり、ホントスゲーよ。
もし高校時代に出会っていたら、きっと音楽観変わっていただろうな。
次はそろそろ「TEAM ROCK」聴きたいね。
 
「アンテナ」感想はこちら
http://ameblo.jp/channel83/entry-10005824526.html
「NIKKI」感想はこちら
http://ameblo.jp/channel83/entry-10005824526.html