分かりやすい消防点検のアルバイトの説明2 | チャンネル83

分かりやすい消防点検のアルバイトの説明2

消防点検のアルバイトについての説明の続き。

今回は消化器の点検について。

とは言っても俺も詳しいことは分かんない訳。

なので分かる限りで。

 

消火器の点検ってのは実際に建物に設置してある消火器をチェックする作業で、

安全ピンがちゃんと入っているかを確認したり、

安全ピンの上に張ったテープがちゃんと剥がれていないか確認したりする。

(ちなみに破られている場合は誰かにピンをいたずらされた可能性大)

他にも色々とやってんだろうけど、よく分かんない。

 

そーいや消火器の安全ピンはよく子供のイタズラの対象になるらしい。

安全ピンを抜いただけでは消火器の中身は出ないが、

やるならもっと迷惑にならないイタズラをやれ。

 

で、この作業で忘れてはならないのが中身の詰め替え。

どうやら消化器の中身には耐用年数があるらしく、

一定の時期をメドに中身を交換することが決まっているらしい。

 

中身の詰め替えといっても消火器の中身は粉末状のもあれば液状のもあったりと、

色んなタイプの消火器があるみたいなのでまたよく分かんない。

なのでこれに関しては扱ったことのある粉末状のタイプので。

 

まず中身が固まっていないように消火器を逆さにして何度も振る。

次にフタの部分の金具を特殊な形のスパナ(?)で外す。

そして古い粉を全部捨てる。

余談だが粉の色はピンクだったり黄色だったりする。

でも色の違いに性能差はない。

そして臭いは物凄くすっぱい。

中身を出しながらゲホゲホ咳き込む。

 

で、新しい粉の入った袋(確か約30キロ)を空けて消火器に詰める。

ちなみに詰め方としては理科の実験で使ったろうとの思いっきり大きいやつ使い、

それを消火器の口に差し込んでそっから粉を流すのだ。

 

ただ気をつけないと溢れる。

本人は上手く入れているつもりでも気がつくと勢いよく粉が出過ぎ、

ろうとと消火器のクチの隙間から溢れていたりするのだ。

実際に自分がやった時も一気に溢れ、

周囲を思いっきり汚してしまったのだった。

辺りは粉っぽくそしてすっぱい。

「失敗だー!すっぱいだー!」

どうしてこんな時に限って下らないシャレが出てくるんだろう?

か初心者にいきなりこれ全部任せないでくれ。

そんな具合に消火器の中身は人知れず交換されるのである。

まさかシロートがやっているとは思いもせずに・・・。

 

なおモノによっては回収される消火器もある。

そーいった消火器はうちの会社で回収される。

なのでうちの会社の駐車場の脇にはそんな消火器が山のようにたまっているのである。

 

ちなみに思い出深い参宮橋の駅前近くの駐車場でこの作業に携わった時、

「俺は一体何をやっているんだろう」と少し悲しい気分になったこともあったことを最後に付け加えとく。

その時ばかりは少し悲しくなった・・・。